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基本スペック

コントロールセンター (サーバ管理ツール)

コントロールセンター (サーバ管理ツール) コントロールセンターは当社独自開発の高性能サーバ管理ツールです。
インターネットエクスプローラなどのウェブブラウザからホスティングサービスの様々な機能を設定することができます。

お客様パソコンとコントロールセンター間の通信は SSL (暗号化通信) により保護されているので、パスワードなど重要な情報の操作も安心して行えます。

メールアドレスの発行や転送設定、データベースの作成など、当ホスティングサービスに関する様々な機能を使用・設定でき、サーバの設定や利用状況などを確認することもできます。

メール機能

メールアドレス

独自ドメインを使った「アカウント名 @ ドメイン名」のメールアドレスを使用することができます。

メールアドレスはスタンダードプランでは 50 個まで発行することができますので、各社員専用にメールアドレスを作成したり、部署やプロジェクト用のメールアドレスを作成しておいて、送られてきたメールを担当者全員に転送したりなどという使い方もできます。

ディスク容量はホームページ領域および全てのメールボックスで共通となっており、その範囲内であればメールボックス一つあたりの容量制限はありません。

送信できるメールのサイズに制限はありませんが、送信相手のメールボックスの容量を超過しないように気を付けてください。

メールの受信には POP over SSL が使用できます。公衆無線 LAN などからアクセスする場合は、こちらをお使いください。

IMAP4

メールサーバをメールボックスとして使用する方式である IMAP4 を利用できます。
IMAP4 対応のメーラを使えば、どこからでもお使いのメールボックスにアクセスできます。

SSL による暗号化通信にも対応しています。

また、受信した全てのメールがサーバに残るため、ディスクの空容量には十分な注意が必要です。

受信メールサイズ制限

巨大なメールを受信してメールボックスが溢れるのを防ぐため、受信可能なメールの最大サイズを指定することができます。
このサイズを超過したメールが送られてきた場合には、送信者にエラーメッセージが自動的に返信されます。

SMTP-AUTH

メールの送信者認証として SMTP-AUTH に対応しています。

サブミッションポート

迷惑メールやウィルスメール対策のために、昨今 ISP 各社では「Outbound Port 25 Blocking 」を実施するようになってきています。

それが実施されている ISP をご利用の場合、通常の 25 番ポートではメールを送信できません。この対策として当サービスではサブミッションポート (587 番ポート) を提供しています。

送信ポートを 25 番から 587 番に変更しなくてはなりませんので、これらの機能に対応したメールソフトが必要です。

転送メール

あるメールアドレスに届いたメールを他のメールアドレスに転送することができます。転送先メールアドレスは携帯電話などの別ドメインでも構いません。

転送先の設定数に制限はありませんので、たとえば all@example.co.jp に送られたメールを全社員に転送する、などの設定も可能です。

転送時に添付ファイルを削除することができます。携帯電話に転送する場合、巨大なファイルが添付されていると転送に失敗することがあるので、この機能で添付ファイルを削除した上で転送することが可能です。

転送元メールをサーバに残すか残さないかを選ぶことができます。たとえば携帯電話に転送する場合は、後程パソコンでもそのメールを受信したいわけですから、転送元のメールをサーバに残しておくとよいでしょう。逆に、部署の代表アドレスにメールが届いた場合、それを各社員に転送すれば元々の代表アドレスに届いたメールは不要ですので、サーバから削除するように設定しておくとよいでしょう。

ウィルス除去

コンピュータウィルスの感染経路は 9 割以上が電子メール経由であるという調査結果があります。このようにインターネットには無数のウィルスが飛び交っているので、それらの脅威からパソコンを守るためには、まずはメールからウィルスを除去することが必須と言えましょう。

当ホスティングサービスでは、送られてきた全てのメールについてウィルスチェックを行い、もしウィルスに感染しているファイルが添付されているメールがあれば、自動的にそれを除去します。

また、送信時にもウィルスチェックを行うので、ウィルスに感染してしまっているファイルをうっかり送信してしまうことを未然に防げます。

この機能は全てのメールアドレスに対して標準で提供しています。

迷惑メールフィルタ (オプション)

当ホスティングサービスでは、迷惑メールフィルタとして SpamAssassin 3.4.2 が稼働しています。

迷惑メールフィルタとは、広告メールや嫌がらせメールなど、受け取りたくないメールをメールサーバ側でフィルタリングするサービスです。

本サービスでは送られてくるメールに対して様々な検査を行い、その結果からメールの迷惑度 (スコア) を算出し、その値がしきい値 (6.0 点) を越していれば迷惑メールと判定します。迷惑メールと判定されたメールについては、ヘッダおよび本文にそれが迷惑メールとわかるような印を付けて配送するか、あるいはメールサーバ上でそのまま抹消するかを選ぶことができます。

必要なメールを迷惑メールと誤判定してしまうこともあるので、メールサーバ上で自動的に削除する設定を行うには十分な注意が必要です。

自動的に削除された場合でも、一定期間はコントロールセンター上からそのメールの確認と再配信を行うことができます。

迷惑メールフィルタで検査される項目は非常に多岐に渡りますが、ここでそのうちのいくつかを紹介します。

1. RBL (Realtime Blackhole List) テスト
迷惑メールは通常、プロバイダのメールサーバではなく、乗っ取られて踏台となっている第三者のサーバから配送されます。こうして迷惑メールを発信しているホストはインターネット上で有志の手によりリストアップされており、そこに記録されているホストからのメールは迷惑度のスコアが加算されます。

2. X-Mailer テスト
迷惑メールの発信には種々の専用ソフトウェアが使用されています。これらのソフトを使用して送られてきたメールにはスコアが大きく加算されます。

3. ベイジアン分析
迷惑メールには迷惑メール特有の単語が多く含まれており、逆に迷惑メールでないメールにはそれらの単語はあまり使われていません。この性質を利用し、あらかじめ迷惑メールとそうでないメールを学習させておくことにより、届いたメールが迷惑メールである確率を算定することができます。本サービスではあらかじめ数千通の迷惑メールと非迷惑メールを学習させてあり、高い精度で迷惑メールを判定することが可能です。さらに、この機能には自動学習機能があり、迷惑メールを受信する度に判定精度が向上していきます。

4. 迷惑ワード
あらかじめ指定したキーワードがメール本文や件名に含まれているとスコアが加算されます。たとえば「未承諾広告」や「配信停止」、「無料」などがそれにあたります。ただし、これらはメールマガジンや通常のメールなどにも含まれる単語なので、それらが迷惑メールであると誤判定されることがあるので注意が必要です。この迷惑ワードはお客様側で自由に追加・編集することが可能です。

5. ホワイトリスト (許可リスト)
このリストに含まれているメールアドレスから送られてきたメールは無条件で迷惑メールではないと判定されます (正確にはスコアが -100 される)。このリストにはワイルドカードとして「? (任意の一文字)」と「* (0 文字以上の任意の文字列)」を使用することができます。

6. ブラックリスト (不許可リスト)
上記ホワイトリストとは逆に、ブラックリストに含まれているメールアドレスから送られてきたメールは無条件で迷惑メールだと判定されます (正確にはスコアが 100 点加算される)。ホワイトリストと同様にワイルドカードを使用することができます。

7. その他

インポート

メールアドレスは一つ一つフォームに情報を入力して発行する以外に、CSV 形式のデータを送り込んで一括で発行 (インポート) することもできます。

Excel などで発行するメールアドレスの一覧を作っておいて、それをこのインポート機能で読み込ませれば、大量のメールアドレスを一度に発行できて便利です。

メーリングリスト

メーリングリストとは、それ用に作成されたメールアドレス宛に送られたメールを、講読者として登録されているメンバ全員に転送する機能です。

転送メールと異なるのは、送られてきたメールに対して返信を行ったときに、転送メールはメールの送信者に返信が送られるのに対し、メーリングリストではメーリングリストに対して返信が送られます。これにより、メンバは送られてくるメールに返信するだけで、常に全員にメールを返信することができるわけです。

大勢でコミュニケーションを取るのに便利な機能ですので、部署毎やプロジェクト毎にメーリングリストを作成してみてはいかがでしょうか。

当ホスティングサービスで提供するメーリングリストには様々な機能があります。

まず、メンバとして登録されているメールアドレスからのみしか投稿を受け付けない投稿制限機能があります。これによりメーリングリストを非公開にすることができます

さらに、メンバのなかでも更に特定のメールアドレスからのみしか投稿を受け付けないように制限をかけることができます。これにより、メーリングリストをメールマガジンのように使うことができます。

Web メーラ

Web メーラは Chrome などのウェブブラウザ上からメールの送信・受信を行うための機能です。

当ホスティングサービスで提供する Web メーラは、サーバ上のメールボックスに IMAP で接続しますので、パソコン上のメールソフトと併用して使用することができます。

パソコン上では POP を使用しており、受信時にメールボックスのメールを削除するように設定している場合、未受信のメールのみを Web メーラで見ることができます。

ウェブ機能

高機能アクセスログ解析 (オプション)

ホームページのアクセス記録から、訪問日時別の統計、訪問者の各種属性、よくアクセスされるページのランキング、検索されたキーワード、およびその他諸々の情報を解析して表示できます。

訪問者がホームページのどこを見ているか、何を求めているかなどを知るための材料となります。

サブドメイン (オプション)

「www.example.com 」の「www 」の部分を自由に設定したサブドメインを使用することができます。設定数に上限はありません。

独自 CGI/SSI

当ホスティングサービスではお客様が御自身で用意した CGI や SSI を利用することが可能です。

使用可能なスクリプト言語は Perl 5.24.1, Ruby 2.3.3, Python 2.7.13, bash 4.4 などです。ただしバージョンは変わることがあります。
使用可能な CGI に特に制限はありませんが、あまりに多くの CPU 時間やメモリが使用された場合には制限を設けることがあります。

また、SSI (Server Side Include) も使用できますので、HTML 中に現在の日付やスクリプトの実行結果などを埋め込んだりすることも可能です。

PHP

当ホスティングサービスではサーバサイドスクリプト言語として PHP 7.0 が使用可能です。ただしバージョンは変わることがあります。
PHP は動的なホームページを生成するために使われる、最も広く使用されているスクリプト言語の一つです。

PostgreSQL

データベースとして PostgreSQL 9.6 が使用できます。ただしバージョンは変わることがあります。

コントロールセンター上からいくつでもデータベース領域の作成を行うことができます。

MariaDB

データベースとして MariaDB 10.1.44 が使用できます。ただしバージョンは変わることがあります。

コントロールセンター上からいくつでもデータベース領域の作成を行うことができます。

ユーティリティ

ファイル転送システム File Exchanger

サイズが大きくてメールの添付ファイルとしては送りにくいようなとき、送りたいファイルをこのシステムにアップロードしておいて、システム上からメールでそのファイルへのリンクを送ることで、相手にそのファイルをダウンロードしてもらうことができます。

また、メールで複数の人に同時にダウンロードを依頼することでき、それぞれの人がダウンロードしたかどうかを確認することができます。

アップロードできるファイルの容量に制限はありません。

サーバ利用状況表示

サーバの各種利用状況を表示します。
ディスクの使用状況として、現在の使用容量とファイル数を表示できます。

メールの使用状況として、各メールアドレス毎に現在メールボックスに溜まっているメールの数と使用容量、それと保存されている中で最も古いメールと最も新しいメールの日付を表示できます。また、ここからメールボックスに溜まっているメールを一括で削除することができます。